まぶたのグラデーションの基本は、「高く見せたいところは明るく、くぼんで見せたいところは暗く」です。
日本人のまぶたは、欧米人のように、そのままで凹凸があるわけではないので、それを作り出して立体的に見せようといういことです。
人間は、怒ったとき、眉と目の間が狭くなります。笑った顔は逆ですよね。表情を明るく見せるには、眉と目の間を広く見せればよいのです。もともとふんわりした顔の人は、眉と目の間を引き締めてあげることによって、キリッとした印象を作り出せるというわけです。
眉の下を最も明るく、まぶたの真ん中あたり、いわゆるアイホールに最も暗い色、というのが一般的です。また、目の際に濃い色を入れるのは、目を大きく見せるためです。
目と眉の間が広い場合、適度に締めてあげる方がいいでしょう。でも、アイホールがくぼんでいる分、まぶた全体に濃い色をもってくると逆効果なので、くぼんだ部分には、明るい柔らかい色をおいた方が良いですね。そして、眉下と目の際に締め色をもってくるといいかもしれません。アイカラーを選ぶ基準は、「お肌の色に近い色とお肌の色よりも一段濃い色とでグラデーション」。目と眉の間が狭い場合には、「お肌の色よりも一段明るい色とお肌の色に近い色とでグラデーション」です。
まぶたベースで整えて、ベースカラーになる色、たとえば、淡いクリーム色やベージュなどをまぶた全体にふわりとのせておいて、目の際に締め色を、たとえば、ネイビーやプラム、ダークブラウンなどを二重の部分に入れます。眉下には、淡いグレイとか明るいブラウンベージュ、あるいはゴールドなどパール感のあるものなど、眉尻側を中心にささっと入れます。眉頭側の目との距離が気になるようでしたら、そちらにも、眉尻側に入れた色よりも一段階明るい色を入れておきます。あまり強い色を入れると、目のくぼみが強調されてしまいますので、あくまでも眉下の締め色は、「お肌の色よりも濃い色」という程度で選びます。
アイラインを入れて、眉をつくり、ラインとラインに共通性を持たせると別物にならなくて、距離感が薄れると思います。ブラウン系の柔らかい色で統一するといいかもしれません。
ブラシの毛は、ふわり柔らかいものからコシのあるしっかりタイプまでいろいろありますが、アイカラーのプレスの硬さによって、また色によっても、適したブラシが変わってきます。
一般的には、広い部分に淡い色をふんわりと入れたいときには、柔らかい毛の大きめのアイカラーブラシを使うときれい。ただし、プレスの硬いものだと、ブラシの毛にある程度のコシが必要になってきます。万能なタイプとしてケサラン・パサランのブラシは根強い人気を誇ります。
ちなみに、アイカラーのプレスは、フロストタイプや淡い色の方が、柔らかいケースが多いようです。
まつ毛の間を埋めるようにという表現があります。これは、まつ毛の生えている部分がきれいにつながってラインに見えたら、自然で美しく、目がはっきり見えて、ラインだけが浮くことがないということです。
実際に、「まつ毛の間を埋める」わけではなくても、まつ毛の生えているところにラインが入っているように見えれば良いわけですから、まつ毛の間隔がない人やまつ毛自体が薄い人も、そのすぐ上、まつ毛からはなれないような部分に、ラインが引ければ良いのです。
ライン自体が太くても、まつ毛の生え際に引いてあげれば、自然できれいに見えますし、逆に、いくらラインが細くても、まつ毛の生え際からはなれていると、変なのです。
手鏡を用意して、上まぶたのラインを引くときは、机の上において、上からのぞきこみながら、両手を使ってライン引きをします。下まぶたのときは、手鏡を上にかかげて下から見上げます。また、大きな鏡で、顔全体のバランスをチェックしながら引くことが大前提です。
まず、使う前によく振ること。マニキュアを塗るときのブラシのように、引き抜いた後ブラシの片面の液だけ落とし、液のついている面の先からすっとまぶたに入れ、ラインがすすむにしたがって、だんだんブラシの根元へと寝かせていくような引き方ならきれいに引けます。よく振ることによって、液の状態が良くなり、パール入りのライナーの場合にはキラキラ感が増すのとで、ラインが引きやすくまたきれいな仕上がりになります。
ブラシの液の分量については、ブラシ全体にたっぷりつけていると最初から太いボテッとしたラインになってしまったり、他のところへついてしまったりと、失敗の原因になりかねません。また、ついている分量が少ないと、それこそかすれてしまって、うまくいきません。分量の調節が、きれいなラインの鍵をにぎります。
あと、しっかり入れたいときは、目頭の方から1回すっと引き、目尻の方から1回引き、真ん中の出会ったところのつなぎ目の部分にちょんと足して一本のラインにするという方法もあります。

コメントする