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| パーティ・シーズンが迫っている。とはいっても、正装が条件のオフィシャルなパーティに招待されるようなことはそうそうあるものではない。クリスマスにかこつけて、美味しいものを食べようという仲間同士の交流の場がメインで、あとは、会社の忘年会やクリスマスパーティなどであろう。だからこそ、パーティのおしゃれがむずかしい。
まさかイヴニングドレスを着るわけではないから、かえって、イメージを創るのに、こうしておけば安心というような線が引けない。普段のままのお洋服にいつものメイクでは代わり映えがしないし、かといって、いかにもパーティといった場違いな派手な装いでは浮いてしまう。そんなとき、コントロール可能で最も効果的なのが「光」の使い方である。
色を抑えて光を出す、そのテクニックが使えれば、派手でなく華やか、浮くのではなく目を引く、パーティ・スタイルを演出することができそうだ。黒いワンピースに白い光を放つプラチナのアクセサリーといったシンプルな格好が意外にゴージャスなように、メイクでも同じように表現してみたい。 色の変化はわかりやすく、隣の人に「今日、口紅変えた?」などと気づかれやすい。パーティだからメイクに力を入れたのだと思われたい場合は別として、やはり、「どこかはわからないけれど、全体的に華やいで見える」方がおしゃれだろう。だから、色ではなく光。 最近は、メイクの小道具に、クリスタルや大粒ラメのシールなどが登場しているが、そういった「つけています」という光のことではない。もちろん、遊び心のあるメイクがピッタリな場もあるだろうけれど、ここで言う「光あるメイク」とは、それとわからない光の使い方のことである。 点の光、線の光、面の光。バランスよく配することで、全体の印象が大きく変わる。たとえば、ツヤのあるお粉を使った肌つくりで面の光を出し、シルバーのアイラインで線の光を出し、唇にラメのグロスをのせることで点の光を出す、といった具合に。いつものお化粧にプラスするだけで、なんだか華やかになる、という程度の変化。実はそれで十分効果があるのだ。 基本は、まぶたにも、鼻筋にも、さっとひとはけで光がのるパールホワイトのフェイスパウダーと、色のつかない、ラメやパールだけの透明リップグロス。三千円もあれば手に入るパーティ・メイクの秘密兵器である。 (荒木 りえ) |
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