「顔の見えない誰かと」-3
「電子コミュニケーション」は、人間関係を楽しんでいるように見えて、実は、コミュニケーションの内容、つまり情報の質が重要なのではないだろうか。公の場で発言することの緊張感はあるが、今こうして書いている文章が顔の見えない誰かに読んでもらえる喜びと同じように、私の情報が誰かに役立つことの喜びがあって続けてこれたのだろう。
もちろん、化粧情報は美しくなるための情報なので、なにより自分が美しくなりたいと思うからこそ成り立つものである。情報発信者の好奇心がベースとなっているのはまちがいない。年齢を重ねれば外見が老いていくのは事実だが、情報はさらに蓄積され、ますます磨きがかかるという考え方もできるのではないか。だとすると、このコミュニケーション形態でなら、パワフルに化粧情報を提供するおばあちゃんになるという私の夢もかなうかもしれない。
きっとこれからも、私は、顔の見えない誰かとの電子コミュニケーションを楽しんでいくことだろう。
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