「私流・美しい人の条件」-3
ファッションも同様に、体型の良いところ悪いところを的確に認識していれば、ポジティヴに作り上げることができるはずです。襟ぐりの大きくあいたトップスで鎖骨を見せれば華奢な印象に近づけるし、ルーズなロングスカートよりもジャストサイズのパンツスタイルにハイヒールを合わせた方が、実は大きなお尻が目立たなくて格好いい。そのような方法は、隠すのではなく見せることで逆にカバーできるという考え方によって可能になります。これが「ポジティヴ」なファッションといえるのではないでしょうか。
さて、ヘア・メイクやファッション・スタイリングなど、美に直接かかわる場面で「ポジティヴ・シンキング」を実践することは容易いように見えますが、実は、生き方そのものが「ポジティヴ・シンキング」によって方向づけられ、それこそが「美しさ」を決定づけているということを見逃してはなりません。私が「この人は美しい」と感じるとき、単に清潔であったり整っていたり、という要素だけでなく、内面から放たれる光、いわゆるオーラのようなものに魅せられることが多いのに驚きます。しばしば「華がある」と表現される要素につながるもの。その人がその場にいるだけでパッと明るくなるような、そして、大勢の人の中にいてもひときわ存在感を示してくれる、そんな光です。それが加わることで「美しさ」が完成する、逆にいえば、それがなければ、それほどまでに美しいとは思えないであろう要因となる光。もちろん生まれ持ったものから発する場合もあるかもしれません。でも、「ネガティヴ」に生きていれば、光は薄れ美しさを輝かせてはくれません。その光は、日々の生活を「ポジティヴ」に過ごしていく中でこそ生まれ育っていくものなのです。
-------------
その4